紀元前から価値は認められていた
人類の歴史の中でダイヤモンドの美しさを最初に知ったのはインド人なのだそうです。
山のなかから街へと流れ込んでくる河川にダイヤモンドを発見し、その輝きに魅せられたインド人たちがダイヤモンドを家宝として大切に扱ったり、また時にはその価値を認めて市場での売買を行ったのは、なんと紀元前4世紀のことだと伝えられています。
つまり、長い長い人類の歴史の中にあって、常にダイヤモンドは価値のある石だとして人々の注目を集めてきました。
そして、今も昔のダイヤモンドの輝きは変わらず、その一粒一粒が人々の心を動かし続けるのです。
15世紀に研磨方法が考案されてから次第に価値が上昇
ダイヤモンドが現代のようなアクセサリーとしての加工を施されるようになったのは、15世紀のヨーロッパが始まりです。
ダイヤモンドを研磨することによって輝きが増すことに注目した職人たちが、これまで以上にダイヤモンドに価値を見出しました。
そして、石として所有するだけではなく、ダイヤモンドネックレスなどのアクセサリーを身につける習慣がうまれるようになると、富裕層の女性たちが競い合うように美しいダイヤモンドを手に入れるようになりました。
ダイヤモンドの価値は、研磨方法の考案によってさらに上昇することになったのです。